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神無月の頃 のあらすじ 

 南本浩也の母友子と貴志勇一の父隆三は、満月の夜に和歌山の海で消えた。

 貴志隆三の遺体は発見されたが母友子の遺体は見つからなかった。巷では心中と噂されたが、浩也は自分の母が自殺などするとは到底考えられなかった。

 浩也は、せめて母の亡くなった場所でも突き止めて供養をしたいと願う。
 だが、検証の結果、その日の隆三と母友子の行動は全く不可解なものだった。

 浩也は幼い頃父を亡くし母と二人暮らし、一方の貴志勇一は離婚で母がいなかった。

 ある日、浩也は母の遺留品の中から古い紙切れを発見する。
 その紙切れに貼り付けられた付箋には、母の字で十月十七日の神無月と書かれてあった。

 紙切れは江戸時代の古文書で、つむじ風剛右衛門(つむじかぜのこうえもん)と言う江戸時代の海賊の宝の地図だった。
 埋蔵金は時価総額に換算すると数十億円にものぼる。

 古文書には宝の在処を暗示した地図が描かれている。それは、漁師が自分の船の位置を陸上の目標物を頼りに決める「山立て」であった。
 だが、その山立ては暗示されてよくわからない。陸上の目標物は「神無月に虎の伏す」と「二匹の狐出会うたり」だ。

 母と隆三はこの宝を探しに行って不幸にあったのだと浩也は確信する。
 浩也は貴志勇一の家に出向き、その場所に船で行って二人の供養をしようと持ちかける。

 最初は取り合わなかった勇一も、つむじ風剛右衛門(つむじかぜのこうえもん)と言う言葉を聞き態度を豹変する。

 勇一の姉の知り合いによって山立ての謎は解けた。

 それは、二百年も前につむじ風剛右衛門(かぜのこうえもん)が考えた情緒的とも言える山立てだった。

 神無月の夜に、浩也らは二人が亡くなった場所を目指し船を出す。しかし、そこで予期せぬ事態に遭遇する。

 和歌山市の西庄や加太、友が島を舞台にしたエンターテイメント小説です。
 暇つぶしにお読みいただければ幸いです。

                                   
                                著者 ガバチャ

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